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ことばの教室とは?
申し込み方法・費用・通級の流れ

「ことばの教室をすすめられたけど、どんな場所?」「申し込みはどうやるの?」——吃音のある子どもの保護者が必ず一度は調べる「ことばの教室(通級指導教室)」について、仕組み・申込手順・費用・よくある不安を一つの記事にまとめました。

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✍️ この記事について

Yueru編集部

吃音当事者が運営する、吃音のある子ども向け会話練習アプリ「Yueru(ゆえる)」の編集チームが、自身の経験と公開研究をもとに執筆しています。吃音コラム一覧 →

01ことばの教室とは

ことばの教室は、正式には「通級指導教室(言語障害通級)」と呼ばれる公立小学校の教室です。 通常学級に在籍したまま、週1回程度(自治体により週1〜2時間が一般的)、ことばに関する個別指導を受けられます。

対象

吃音、構音障害(発音の誤り)、言語発達の遅れなど、ことばに困りごとのある児童。

費用

無料(公教育の一部です)。

形態

在籍校に教室があれば「自校通級」、なければ近隣校に通う「他校通級」。

指導者

言語障害教育を担当する教員。言語聴覚士資格を持つ教員がいる教室もあります。

全国の公立小学校で言語障害の通級指導を受けている児童は約4万人以上。 吃音はその主要な対象のひとつで、利用は珍しいことではありません

参考:文部科学省「通級による指導実施状況調査」

02申し込みから利用開始までの流れ

  1. 1

    担任の先生に相談する

    「ことばの教室の利用を考えている」と伝えます。学校の特別支援コーディネーターにつないでもらえます。就学前なら就学予定校か教育委員会へ。

  2. 2

    教育委員会に申請する

    学校経由で申請書類を提出します。自治体により「就学相談」「教育相談」という名称の面談が設定されます。

  3. 3

    面談・検査を受ける

    子どもの様子の聞き取りや、ことばの検査が行われます。吃音の場合は症状より「本人の困り感」が重視されます。

  4. 4

    判定・利用決定

    通級指導が適切と判定されると、利用する教室と曜日・時間が決まります。申請から開始まで数ヶ月かかることもあります。

  5. 5

    通級開始

    週1回程度の個別指導が始まります。担任の先生とことばの教室の先生が連携して学級での配慮も進みます。

自治体によって手順や名称が異なります。年度途中の申請より新年度に向けた秋〜冬の申請が通りやすい地域が多いので、迷ったら早めに動くのがおすすめです。

03ことばの教室で行われること(吃音の場合)

「吃音を直す厳しい訓練をさせられるのでは」と心配する保護者は多いですが、現在の吃音指導の主流は違います。

安心して話せる場での発話経験

評価されない1対1の環境で、ゲームや会話を通して「楽に話せた」体験を積みます。

吃音についての心理教育

「どもるのは悪いことじゃない」「自分だけじゃない」という正しい理解は、学齢期の支援の核心です。

担任・学級との連携

音読や発表での配慮を、ことばの教室の先生から担任へ専門的に伝えてもらえます。これは保護者が一人で伝えるより強力です。

保護者との面談

家庭での関わり方の相談相手にもなってくれます。

04よくある不安への答え

「通級していることを友達に知られたら?」—— 抜ける理由をどう説明するかは、本人・担任と事前に相談できます。「ことばの勉強に行ってくる」と自然に伝える子が多く、 低学年ほど特別視されにくい傾向があります。本人が嫌がる場合は無理強いせず、医療機関のST等の別の選択肢もあります。

「効果はあるの?」—— 指導の質は教室によって差があるのが正直なところです。ただ、吃音のある子にとって 「週1回、吃音のことを分かってくれる大人と安心して話せる時間がある」こと自体に大きな価値があります。 合わないと感じたら、指導内容について率直に相談して構いません。

よくある質問

ことばの教室とは何ですか?

正式には「通級指導教室(言語障害通級)」と呼ばれる、公立小学校に設置された教室です。吃音・構音障害(発音の誤り)・言語発達の遅れなど、ことばに関する困りごとのある子どもが、通常学級に在籍したまま週1回程度の個別指導を受けられます。費用は無料です。

ことばの教室の申し込みはどうすればいいですか?

まず在籍校(就学前なら就学予定校)の担任または特別支援コーディネーターに「ことばの教室を利用したい」と相談します。その後、教育委員会への申請、就学相談や検査を経て利用が決まります。申請から利用開始まで数ヶ月かかることがあるため、早めの相談がおすすめです。

ことばの教室に通うと内申や進学に影響しますか?

通級の利用が進学で不利に扱われることはありません。指導要録には通級による指導の記録が残りますが、これは適切な支援を受けた記録であり、マイナス評価ではありません。中学進学時には支援を引き継ぐ資料として役立ちます。

授業を抜けることで勉強が遅れませんか?

通級は週1〜2時間程度で、抜けた授業は学校側が配慮するのが原則です。多くの教室では国語や算数など主要教科と重ならないよう時間割を調整します。在籍校以外に通う「他校通級」の場合は移動時間も考慮して相談しましょう。

ことばの教室では吃音に何をしてくれますか?

子どもの状態に合わせて、安心して話せる環境での発話練習、吃音についての正しい理解(心理教育)、学級担任との連携などを行います。「吃音を治す訓練」を強制するのではなく、本人の自信と話す意欲を支える指導が中心です。指導内容は教室・指導者により幅があります。

ことばの教室と言語聴覚士、どちらがいいですか?

両方には別の強みがあります。ことばの教室は無料で学校生活と直結した支援が受けられ、医療機関の言語聴覚士はより専門的なアセスメントと訓練が受けられます。併用も可能なので、まずは相談しやすい方から始めましょう。

教室は週1回。残りの6日は、家庭で。

ことばの教室の指導は週1回程度。日常での定着には毎日の家庭練習が欠かせません。Yueruは吃音のある小学生のための無料練習アプリ。台本つきの会話練習を毎日5分、教室のない日の習慣にできます。

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